大切な人に開かれる恋の兆し、
いちばんうれしくて
ほんのすこし複雑な哀愁をにおわす
センチメンタルな秋の夜長
どこか鼻の奥がツンとして心がぎゅっと
なるのはなぜだろう…
って感じなイザベルの表情にやられた
冷たい粒子を含む乾いた秋の風に吹かれて
いつまでも終わらない他愛のないおしゃべり
用意された恋模様がいつしか偶然に繋がる
しあわせな余韻
芳醇なおとなたちの変にピュアで相変わらず
めんどくさい恋のやり取りに乾杯
歳を重ねシワの刻まれた主演のふたりの
円熟な佇まいにほっとする。
色味のうすい田園でワインを片手に
仲間と過ごす時間の贅沢さよ、
ラストがこの作品で良かった。
ロメールさんの作品の食事シーンは
ほとんどがナイフとフォークで食べる、
すこし硬そうなトマト
相変らず 赤の魅せ方まで秀逸🍅