YLxx

恋の秋のYLxxのレビュー・感想・評価

恋の秋(1998年製作の映画)
4.3
この因果や結末がメタ構造になっているのが今までのロメール作品の中でも特殊というかどちらかというと納得がいくと言うか。冬物語がなぜ受け入れられなかったのかをさらに考えさせられる内容でした。現代にも通づる偶然性と恋愛観がかなりあると20代の若造には感じられました。秋の恋いや恋の秋だから出会いがなく憂鬱な話なんだろうか、物語シリーズといったら西尾維新な世代にこの4作を突き付けてやりたいです。ヌーベルヴァーグの父というよりも会話劇映画の父と行っても過言ではないのでは。ロメール万歳