インダスの大地

素晴らしき哉、人生!のインダスの大地のレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.0
(記録用)クリスマスイヴのいい話。

かつて夢みたものを全て諦め、ひたすら自分の会社や街の人々の為に奔走した主人公。元からあんまりツイてなかったケド、最終的に結構キツめな不運に見舞われ(もう!しんでやるんだから!)と自暴自棄になった所へ、翼をもたない2級天使が(報酬︰翼)の為にとある奇跡を起こしてみせるという話。

白黒映画ですがそんなことは気にならないくらいには面白い。「クリスマスのいい話」には弱い人間なので、そういうの好きな人は見るべき。温かい気持ちになる。コテコテのいい話で終わるケド、クリスマスだから!!
話の半分が主人公の半生でできているんだケド、それがあるからこそ後半天使と出会ったパートからが結構沁みる。

46年の映画なので戦争に対する価値観(描かれ方)が今とだいぶ違うのも面白い。
完璧でない人生に見えても、友がいることこそが完璧な人生。「敗残者ではない」、の下りは名言ですね。