若林

素晴らしき哉、人生!の若林のネタバレレビュー・内容・結末

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンは彼の今までの人生あってこその出来事だからすごく良かったと思う反面、街を出たい自分の思いをグッと押し込んで、他の人たちが街を出て成功するのをみて悔しい思いを何度もしたのに、外の世界は思わずあのポッターの手を握ってしまうくらい憧れたことなのに、そこが報われなかったのは悲しかった。

あと、ポッターはお金くすねてるのに、それが原因でジョージは自殺しかけたのに、ポッターには何もしないんですか神様?
ポッターがジョージ追い詰めてるシーンが途中でこの映画見るのやめようと思うくらい胸糞すぎたのにあんまりです。せめてお金だけでもあるべきところへ戻してあげてよ…

作中に「自分の人生は他人の人生に無関係ではなく、たくさんの影響を与えている」的な言葉が出てきた時はハッとした。

でも、ジョージはいろんな人の人生に影響を与えて、今の自分の人生は素晴らしいと思い直してのあの結末なのだろうけど、私は見終わった後にどうしてもそんな晴々とした気持ちにはなれませんでした。
若林

若林