レイジング・ファイアのベニー・チャン監督作品と言うことで、久しぶりに鑑賞しました。
他の方も書いていらっしゃる通り、胸糞悪い強盗連中ですね。ゲームの様に簡単に人を殺して行く。見ていて気分が悪くなりますよ。しかしそれが、見ている者の感情を奮い立たせてくれる見事な演出になっていると思います。
ただですね。冷静に見ると、警部役のジャッキー。数々の事件を解決してきたそうですが、そう言う風に見えないんですよね。冷静さが無くすぐに感情的になる。これは過去のポリス・ストーリーと変わっていませんが。それに、いくら味方が犯人に情報を流したと言っても、もう少し作戦を立てて実行する事が出来なかったのでしょうか？警察が行くことを教えただけですよね？あれよ、あれよと言う内に刑事達が相手に殺られてしまうのは、香港国際警察として如何なものなのでしょうか？
とまぁ、ツッコミんでしまいましたが、レイジング・ファイアでもそうでしたが、ニコツェがまた良い役やってますね。ラストに彼の正体が分かった時は泣いてしまいました。しかし、もっと泣いたのは、チャンのフィアンセが顔に火傷を負い落胆している所を、ナースや全警察員がチャンと結婚してあげて下さいって。ここは何度見ても涙が止まりません。
危険なアクションもまだ健在だし、ジャッキーが闇を抱え酒に溺れる役は、後年のベスト・キッドでの演技に通じる物がありました。
ジャッキー作品でも良作の部類に入ると思います。
