あさみ

セロ彈きのゴーシュのあさみのレビュー・感想・評価

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)
3.5
楽団員であるチェロ弾きのゴーシュ。いつもこわ〜い指揮者にねらい打ちで怒られてばかり。家で自主練するも独りよがりで協調性なし。
そんな彼の音楽を聴きに訪れるたくさんの動物のお客様。最初は「なんで動物なんかに!出てけ!」と追い返してばかりのゴーシュ。そんな動物たちに頼まれて嫌々演奏してみると実は彼の足りないところをみつけだしてくれる最高のレッスンなのでした...って話。

冒頭ゴーシュ、ニャンコにあれはやりすぎだよ...なんかそこでドン引きしてしまって前半あまり良い気分で観れなかった

のちに訪れるタヌキチくんや、無駄に教育の行き届きすぎてるネズミ親子(ここはかなりおもしろかった)により徐々に穏やかになっていくものの、最後の演奏会ではやっぱり偏屈な彼がまた出てきてしまって...。あまりにいい人になっても物語ができすぎてるとか思うんだろうけど、お客さんにあえてあの曲をやるのか...イヤなやつ...とか思ってしまいました。お客さんの反応がどうだったとかではなく彼がお客さんを喜ばせたいという気持ちで演奏してないところがいただけませんでしたね😤

悪いところばっかり書いちゃったけど素敵なところもちゃんとあって、動物のあたたかさには終始ぬくぬくだったし、あのネズミ親子はお笑いか?と思うぐらいおもしろかった
ゴーシュも散々なこと書きましたがなんやかんや演奏してあげて優しい心があることも知ってます
それにプロのライター様たちが書いた感想・考察を読むといろんな気付きがあって、鑑賞後も2度楽しめるステキな作品だということもちゃんと分かっていますからね
あさみ

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