うにたべたい

電撃戦隊チェンジマン シャトルベース!危機一髪!のうにたべたいのレビュー・感想・評価

3.4
電撃戦隊チェンジマンの劇場版2作目。
チェンジマンでは5種の伝説獣を取り入れたデザイン、生物的で生々しい怪人たち、そして汗臭いミリタリー色のあるヒーロー像と、過去作との差別化が行われました。
それが功を奏したのか、ファミコンブームと同時期にも関わらずおもちゃの売上は前作より上回り、人気作となりました。
そのためもあってか、チェンジマンでは戦隊ヒーローでは初となるオリジナル映画の2作目が制作されました。

東映まんがまつり上映作品で、20分程度の短尺です。
といっても当時はテレビ放映も1話20分程度だったので、放映版と同じくらいの長さですね。
任務中のシャトルベースだったが、突然現れた宇宙獣士ドドンに内部に入りこまれ、シャトルベースはハイジャックされてしまう。
一人、シャトルベース内で気を失っていたさやかは、ドドンからシャトルベースを奪い返すために抵抗する。
苦戦をするさやかだったが、突然、ドドンが頭を抱えて苦しみだす。
ドドンが苦手とする電波が、偶然、少年が作成した無線機の周波数とあっていたためだった。
少年を見つけ出し襲いかかるヒドラー兵たちの元に、チェンジマンたちが挑みかかかる。
ハートに火がつくぜ燃え上がるぜ!この腕で未来を!俺達は電撃戦隊 チェンジマン!!

劇場版ですが流れは放映版と変わらないです。
放映版も1話20分で起承転結つけているため、同様にテンポが良く、楽しめました。
チェンジフェニックスこと渚さやかが狭い艦内でミニスカートでアクションする姿があり、お父さんもスクリーンに目が離せないですね。

敵の弱点である無線機を巡る攻防が繰り広げられます。
無線機を持って剣が走る、そこに謎に調達したモーターボートで大空が現れ乗り込んで水上のアクションシーンが行わます。
さらになぜかヘリで現れる疾風、乗り込んだ剣を敵が攻撃し、爆発プラスアクションと、短い尺の中でなんとかアクションを入れようとする激しい作品です。
ヘリ、モーターボート、黒煙を上げて落ちてゆくシャトルベースと、メンバーの活躍、アクションはすごいというか、よく詰め込んだなと思いました。
若干慌ただしさは感じますが、チェンジマンの活躍を堪能できる一作だと思います。