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飛びだす冒険映画 赤影のssr701のレビュー・感想・評価

飛びだす冒険映画 赤影(1969年製作の映画)
2.9
フォロワーさんが見ている作品で
気になったものを見てみます

これは劇場版ですね
製品版の初回特典には3Dメガネがついているそうです
ドラマ版は再放送で見た覚えがあります
歌だけ覚えててストーリーは覚えてないですけどね
とにかく視聴開始!


(ネタバレあり&徒労感ありです)


金目教(きんめきょう)なる怪しい宗教の
金目様という仁王像のような
どでかい仏様が
この宗教を調査している間者どもを
目から光線を出して金縛りにします!
仏罰が下るそうです
一体どんなおそろしい罰が…?

なんと!手に持った1メートルほどの長さの
ダンベルのような岩を落とされるのです!
そしてスネを負傷する不届き者なのでした…
いや痛いだろうけど殺しはしないのですね…
この手法はのちに「人気者で行こう!」の
スネギロチンへと受け継がれています(受け継がれていません)

特撮は当然ながら今の視点で見れば
多少チープに思えるところも
多々あるのですが
怪獣が暴れるシーンなどはなかなかの迫力でした
赤影は刀と爆弾だけで
バカでかい怪獣に勝利するとか強いなあ…

なんやかんやで(めんどい)
囚われた仲間の青影を助けるため
赤影は「刀では斬ることができない鉄の糸」を張って
綱渡りならぬ糸渡りで
爆弾が仕掛けられた小舟へと
救助に向かいます
敵は物陰から「むむっ!」と驚き傍観しています
めっちゃ無防備なんだし
石でも何でも投げたらいいのに…

そもそも渡らなくても
そのまま引っ張っても良さそうな気もしますが
渡った方が速いということでしょうか?

結局は糸渡りの途中で敵の攻撃を受けて
グラグラしながら渡ることになるわけですが
その姿は「風雲!たけし城」の
ジブラルタル海峡のヒントとなったのでした(なっていません)

いやよく考えたらその糸に人が乗ることによって
舟が転覆しないのでしょうか?
まあ多分忍者の身軽さでそんなことは無問題!
というかダイジョーブ!なのでしょう

ちなみに「ダイジョーブ!」のシーンは無くて残念でしたし
青影は基本的には役に立たないことの方が多くて
これまた残念なのでした

ここで大凧による空中戦が繰り広げられますが
これもなかなかの迫力です
アングルやら風やらのあらゆる効果で
手に汗握るシーンとなっています
何よりここで登場した3人目の忍者の白影の
熱演が否応なしに興奮を呼びます

ただ相手が河童みたいな怪人だったのに
なぜ凧を使って空から現れたのかが
ちょっと謎なのでした
それから顔は怖かったけど
服装が水玉のパジャマみたいで可愛かったです

さて3人は舟で移動となったわけですが
物陰から大砲で狙われて笑っちゃうくらいの爆発で
吹っ飛びます
さっきの糸渡りの時に狙えばよかったのに…
あからさまな人形が爆発で吹っ飛ぶこの手法は
「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」で
オマージュされています(されていません)

なんやかんやで(めんどい)
どでかい金目様が立ち上がり襲い掛かってきます
赤影は分身の術を使ったのちに
スーパーマンのように飛び回り
袖口から銃弾を放つという
これって忍者?な攻撃で対抗します

しかしこの程度で疑問を持っていてもしょうがないな…
と思う出来事が起きます
敵の攻撃によって崖が大崩落して窮地に立たされた時のことです
(ちなみに転がってきた発泡スチロールの岩が
うっかり白影に当たってしまっています)
この危機を赤影の忍法によって切り抜けるのですが
その忍法の掛け声が「カムバック!」なのです
そして崩れた崖は元通りになるのでした
よかったネ!
…いやいやカムバックて!

また青影と白影は金目様の足元に
何やら白い粉をまくのですが何の効果があったのか不明なのでした


それから赤影が敵を縛って逆さ吊りにする
というシーンがあったのですが
赤影のマスクも相まってSMプレイっぽく見えたのでした
このシーンは子供たちの心の奥底に深く刻まれて
SM大国ニッポンの礎となったのでした(なっていません)


余談
ボクは忍者のテストに不合格でした
気の小さい人間ですから当然ですね
つーか「テスト」って言ってるし
カンバックもOK牧場!ってことでいいのだと納得したボクなのでした
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