きねまっきい

お葬式のきねまっきいのレビュー・感想・評価

お葬式(1984年製作の映画)
5.0
故人や宗教そっちのけで珍妙な儀礼に追われる日本人の向こうに私達の死生観を確かに浮かび上がらせた大傑作。

極微妙な成長譚の塩梅が魅力と気付く。

小林薫の夢怪談、加藤善博の棺釘打ち、財津一郎の足痺れ等、故人と縁遠い人の見せ場が好きだ。

伊丹十三の早逝が悔やまれる。

傑作。