お葬式の作品情報・感想・評価

「お葬式」に投稿された感想・評価

内容が内容なだけに、これは笑ってしまうのも不謹慎になりそう。

伊丹監督のデビュー作ですが、この人の注目する題材は相変わらず目新しい。
お葬式を映画にするというだけで50%は成功したも同然。

ブラックな笑いが所々に詰まっており、山崎努の葬式の日に情事に走るなんてきつい描写もあり。
そして葬式を経験した人なら分かる細やかな事にも時間を割いているのが素晴らしい。

特に菅井きんの感情表現が完璧で文句なしに適役です。
超が付くベテランから新進の俳優まで、実に見事に練られている。
nnewao

nnewaoの感想・評価

3.5
夫婦でビデオ見て予習するとこ笑ったけどめちゃ共感。
ブランコ立ち漕ぎする宮本信子の凄み。
からのラストで夫に向ける笑顔が神がかってる。

菅井きんの挨拶が心の底から響いた。
本当に、本当によかった。

DVDについてる映像特典の予告が非常に楽しい♪
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
若かった頃の初見時は件の生々しい場面だけが強烈な印象に残り、葬式“あるある”集のようにしか受け止められなかった作品。今ではもうこんな風に家で取り行う葬式も非常に珍しくなったのかも知れない。それでも感じられる強烈なリアリティ。自分も親を送り歳をとって見直すと、送る者達の強弱ある夫々の悲しみが実によく滲み出ていて見事。台詞や所作に登場人物間の様々な人間関係もきめ細やかに織り込まれていて素晴らしい作品だった。通夜の晩のきく江、千鶴子、茂の3人だけの場面、きく江の挨拶、ラストで侘助と千鶴子が手を握り合うショットが胸に迫り特に好き。
kuui

kuuiの感想・評価

-
小さい時親に連れられて参列したそんなによく知らない人のお葬式を思い出した。
うまく言えないんだけど視点がそんな感じ。
お葬式がテーマではあるけれど面白かった。
killala

killalaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どうにも不純なコメディ要素に目がいってしまうが、純な部分の美しさに目を見張りたい忘れがたい良作
日経新聞の「私の履歴書」で山崎努が伊丹十三を評してすごい人と書いていて、そのデビュー作の「お葬式」を伊丹十三の自宅で撮影したとあつたので興味を持ち、伊丹作品を久しぶりに鑑賞。

伊丹作品はマルサの女を見たと思うが、その原型である、人間の性、ちよつとしたグロさ、色っぽい場面、そし生と死を1人の老人の死から葬儀終了までを宮本信子、山崎勉、津川雅彦などお馴染みの俳優で固めて描く。

伊丹十三も64歳の若さで亡くなってしまつたので、もし生きていればまた優れた作品を生み出していただろうと思うと惜しい。

大橋秀治、笠智衆、菅井きん、佐野浅夫など今は亡き昭和の名優たちが懐かしく、気がつかなかったが井上陽水も出演していたようである。

最近、レンタルビデオ屋ではどんどん昭和の作品が少なくなつているので、このような優れた作品を探すのも一苦労だつた。まあ、仕方ないか。
壁

壁の感想・評価

3.9
酒と寿司の匂いがする、本当に「お葬式」のような映画。火葬場の待合室のように、自身の経験に基づいてあれこれ思い出を語りだしたくなる。
時代柄なのか濡れ場があるのがちょっと気まずいかもしれないが、家族で観ると案外盛り上がるのかもしれないなと思った。

印象的なのは冒頭のアボカドが美味しそうだったところ。ツボにハマったのは別室に置き去りにされたじいさん。

DVDでは特典でCMも観られた。この構成が面白い!ぜひみてほしいです。

2022/09/01
hana

hanaの感想・評価

4.3
初めての伊丹映画。

とても面白かった。
お葬式の中にみえる親戚や友人知人の関係性とかお付き合いとか日本ならではなんじゃないかな。

お葬式なんだけど所々描かれる賑やかな感じとかもリアルで共感できてしまうし、
その中にある子供と大人の温度感のちがいが(正座のシーンなんか特に)面白くて、
何よりすごい、と思ったのは、
葬儀中のお経を外まで聞こえるように流すスピーカーの、コードを辿るシーン。
ずーっと辿っていって何を写したいんだろう?と思いながら見ていたら、生音からスピーカー音にちゃんと変わっていったところ。
絶妙すぎる…。

俳優皆さんの演技も素晴らしくて、
ん、と思う違和感や思わず笑ってしまう部分もあったり。

そして最後のお母さんの言葉。
思わずグッときた。し、そのあとの千鶴子と侘助さんの夫婦姿もなんだか素敵に見えた。

今の時代に見てもまったく古臭くない、
むしろその古さ、お葬式を通して感じる文化みたいなものを楽しめて、
色褪せない作品てこういうことなんだと思った。

伊丹監督を知れてよかった。
伊丹十三監督作品。お葬式という暗い題材を取り上げながらも伊丹監督独自のユーモアを取り入れたりして明るい雰囲気の作品でした。「おくりびと」を観てても思ったけど、やはり日本の葬式のしきたりとか作法ってかなり独特だなと思う。あと、伊丹監督は本作でもロースハム、アボカド、鰻、寿司など、けっこう食にこだわってるなぁと思います。だから「タンポポ」みたいな作品を撮ったんかなと思ったりもしましたね。監督として初めての作品からセンス溢れてるなぁと思いました。
kanata

kanataの感想・評価

3.2
監督デビュー作の「お葬式」。記念すべき1作目にお葬式をテーマにする発想凄いな...と思い調べてみたところ、奥さんの宮本信子さんのお父様が亡くなられた時の出来事を映画になさったみたいですね。にしても、それを「これは映画だ。」と作品を作りあげたのは素晴らしいなと思いました。内容も重たく・暗くなりすぎず、コメディ調になっており、観やすくて良かったです。
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