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お葬式のキャンのレビュー・感想・評価

お葬式(1984年製作の映画)
3.9
伊丹十三の初監督作品。
お葬式という誰もが経験する人生の一事を群像劇として描いています。今作の後、伊丹さんは多くの人が「知っているようで知らないこと」に焦点を当てて映画を作っていきます。
今作のポイントとして日本的な行事の「ホンネとタテマエ」を上手に描いているように思います。忙しいなか高いお金を払って行うお葬式はいかにも「タテマエ」重視の行事だけど、そこには様々な「ホンネ」の部分があるということをこの映画で実感しました。
この先自分も喪主になるのだろうなと思うと、もう一度見返さなくては。
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