LEE

ダーティハリー3のLEEのレビュー・感想・評価

ダーティハリー3(1976年製作の映画)
3.9
シリーズ第三弾
ダーティ感薄めではあるが面白い作品だった


凶悪犯を今回は女性の相棒と追うって話なんだけど、この女性とのバディが今見ると面白い
女性の社会進出アピールのためもあって殺人課に配属されてイーストウッドとバディを組むことになった相棒という設定が今の時代にも当てはまる部分がある気がする
もちろん彼女自身も乗り気なところはあるが、周りに丸め込まれて…な所も多々あり興味深い
警察の情けなさなども描かれてて個人的には終わり方含め良かったんだけど、一つだけ不満を挙げるとすれば敵
今回の敵はどう見てもイーストウッドには(あえて間違った使い方をするなら)役不足
冒頭の目的のためなら仲間すら犠牲にするという狂気はよかったんだけど、それを超えるものが無かったのが残念だった


アクションは尺に対しては十分あった
細長いイーストウッドの肉弾戦はちょっと不恰好だけど、やたら長いチェイスシーンだったりロケランだったりと見どころは確かにあったので個人的には満足


もうちょっとエモーショナルでもいいかもとは思ったけど、このサッパリした感じが本シリーズの良さでもあるんだろうなぁとも思った
面白い作品だった
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