「遊び心」が人生を素晴らしいものに!
クエンティン・タランティーノが影響を受けて、彼の制作会社名「a band apart」は本作タイトルから名付けられ、代表作パルプフィクションの元ネタにもなった作品。
取るに足らないストーリーなのに、観てる人間を魅了する「人生を楽しむ」というメッセージが痛快な、遊び心に満ちた作品。
決して完璧な作品ではないし、あれ?このシーンなんであるんだろう?なんて考えだしたらキリがないくらい荒削り。それでも、役者やスタッフが楽しんで創り上げた作品なんだろうなぁと思ってしまうほど、出てくるキャラが楽しそう!!!
フランスミュージカル映画の名作、シェルプールの雨傘、ロシュフォールの恋人たち、で楽曲を担当した ミシェル・ルグランが織りなす小気味良い音楽も魅力的です。遊び心や小気味良い音楽に、ゴダール監督作品らしい詩的なセリフも重なって、なんとも言えない独創的な作風になっています。
ルーブル美術館をみんなで走り抜けるシーンでは警備員が止めにかかってきますが、撮影許可を取らずに敢行したため、本物の警備員が飛んできた姿を押さえたらしいです。作中はそういうことの連続なので、終始最高です。
ルールや規制ももちろん大切なんだけど、イタズラ心や遊び心が「人生の大切な日を創っていく」ということを教えてもらいました。何事も楽しんで行かなきゃ。
ストーリーは、男2人・女の子1人の3人で、学校をさぼって泥棒を計画するお話です。
「遊び心を大切に」をいつまでも忘れずに生きていこうと思います!