この映画については「全国青い芝の会」という活動団体のWikiなりを見てから視聴したほうが理解しやすいように思う。
中で行われている活動はすべてこの団体の活動として行われているもののようなのでいささかアグレッシブすぎるようなパフォーマンスも爪痕を残すためと考えれば理解しやすい。
原一男は映画の中で募金した人たちのコメントを執拗に重ね直接的に批判はしないが暗に偽善と言っているようでもある。
かなり生活や性的なところまで切り込んで描写した意欲作だとは思う。
ただ売春はまだ理解できるが強姦までもが肯定的に語られると少し違うのではないか？と思われてくる。
車椅子より楽だからと膝で這って車を止めて横断したり裸で道路に横たわったりなどが一般人との同等の権利以上のものを求めているようにも思えてきてしまう。
言葉が聞き取りにくいので正確ではないが後半でカメラを向けられると求められた期待に答えようとしてしまう、みたいな話があったように思うがこの映画の過剰的な部分も原監督の期待に求めに応じた結果の誇張が出ているのかもしれない。（求めに応じないのは横田氏の奥さん）
