あるぱかぱか

さようならCPのあるぱかぱかのレビュー・感想・評価

さようならCP(1972年製作の映画)
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どうやって評価すればいいのか分からない。

大学の課題にて観ました。

アルバイトで障がい者にスポーツを教えているが、その人達と接するだけで障害者を知った気でいた自分がいたが、大きな間違いだった。せめてこの映画ですら見ていない人達が、2016年に起こったあの事件の死刑囚を頭ごなしに非難するのは違うのではないかと初めて思った。彼のしたことはもちろん間違っている。でも彼の言っていることは理解できなくもないことも事実だ。みんな目を背けているだけで私だけではないと思う。だから差別について全員が早急に、真剣に考えなければいけないと思わされた。
あまりにも聞き取りづらかったので字幕を見ていたが、字幕を見ないのがこの映画を受け止める為には必要だったのかもしれない。

障害者を助けるのは健常者のエゴなのか。それを言われたら言葉も出ない。本当の意味で歩み寄る、あなたと私で差を認め合うのは不可能なのか?
ラストはあまりにもリアルで、鳥肌が立った。