2020/04/17
監督 シドニー・ルメット
ティモシー・ハットン
ニック・ノルティ
【行き過ぎた正義は命取り】
過剰防衛の嫌疑がかかったベテラン刑事の事件を担当する事になった若手検事が、捜査の過程で容疑者刑事の真の顔を知り、警察組織の恐るべき闇に触れていく様を描く社会派スリラー。
ニック・ノルティでもう一本。
人望厚い優秀な刑事の裏の顔、裏組織との癒着、証拠隠蔽、暴行、口封じ、容赦ない悪徳刑事を流石の迫力で演じていました。
泥沼に嵌った悪徳刑事が、最後に見せる意地と衝撃の結末、組織の腐敗を垣間見る後味の悪さもまた秀逸。
名称シドニー・ルメットによるスリラー演出が冴える骨太な一本。
良作です。
鑑賞日1991年頃 VHSにて