岩井監督の作品はまだ2作品しか見ていませんが、これは名作だと思います。
暗い映画でしたが、世界観や雰囲気がとても好きでした。
最初のカットは、目がチカチカしてしまいました。
主人公が、主人公の存在感をまったく引き出していない構成になっていて、だんだんじわじわと、え?これはそういうことななかな?とわかっていく感じが◎。見終わったあとも、誰かとつじつまを合わせたくなる映画でした。
一言でいえば、人間の心の奥底に眠る哀しみをドンッと映画のなかに詰めこんだような。
でも、見終わったあと、なぜか少し元気が出るような。
エンドロールが綺麗で好きです。