いっぬ

リリイ・シュシュのすべてのいっぬのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
3.0
息苦しい
あれぐらいの年齢の、逃げられない空間にいる天井の低さ、酸素の薄さ、状況と気分で灰色になる感じ

田んぼのだらけの田舎なのも 見覚えあってウッとくる 

この世は地獄じゃないかと思った。
みんなあんなに劇的じゃなくてもどこかで地獄を経由してきたんだろうか
気分で順番に仲間はずれとか、あったな

人間やめたい人間生み出したく無い
どう消化したらいいんだろう。

物理的な狭さから逃げられないから空想の世界に現実逃避するための音楽 
音楽はすごい
でも音楽で何かを得たと思ったって虚像なんじゃないか現実にはなにも変わってなくてごまかし薬でしかないんじゃないかと思えてきて大好きな音楽が自己に良い作用をもたらしたはずだと思ってたい自分が恥ずかしくて辛くなった 何もなかったかもしれない 
ああいうアーティストへの気持ちはほとんど信仰だと思うけど、信仰した結果の救いとは 同じ信者があれか
虚しい

どこかでみようとおもってたから、このタイミングで観れてよかった
でも憂鬱 いやなえいが…