うさどん

リリイ・シュシュのすべてのうさどんのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
2.7
本日の巣ごもり鑑賞。
田舎の狭い世界の、その片隅に住む14歳の(たぶん公立)中学生達が、吐口を求めて彷徨い非行に走り、退屈し、その慰め、理論的支え、共感としてある「リリイ・シュシュ」。
ある意味、それぞれ身勝手でご都合主義のリリイ・シュシュの勝手な解釈を語る場・チャットの運営者と参加者が交差しながら、夢も希望も無い中学生達のそれぞれが淡々と描かれていく。
けれど彼ら彼女ら、何をやっても、何を言っても書き込んでも、所詮は自分の中でぐるぐる回っているだけ。
これで本当に成長しているのかな、その日暮らし・行き当たりばったりで気にならないのかな、「不毛」って言葉は無いのかな、と真剣に思ってしまった。