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リリイ・シュシュのすべてのhirokenjiのレビュー・感想・評価

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)
3.5
通算2度目の観賞。
学校が世界の全てだった、あの思春期の頃に感じた閉塞感やざわつきを思い出す胸糞郷愁作品。

もしこの映画の世界に入ったとして、弱者として食われる道を甘んじて受け入れるだろう自分を想像して、また憂鬱になる。

ストーリーは全体を通して胸糞なのに、淡く美しい映像と溶け込むように流れるsalyuの音楽に癒されてしまう。そんなアンバランスさが作品の魅力なのかもしれない。
特にエンディングの映像と音楽は美しくて好きだ。

でも、もう2度見ればいいや。憂鬱になるから。
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