テキサス出身カウボーイなのにベビーフェイスでどこか垢抜けないヴォイトには、厳しいNYの環境で純粋な心がぐちゃぐちゃにされないかと心配させられる。何もかも外見さえ取り繕えば全て良し的なラッツォには、なんかもう悲愴感が全開で痛々しさしか感じない(間違えて靴磨きさせられるシーンは面白かったが)。
実際にNYには、クレイジーなことで一発あてようとしたのが大失敗して、この2人のような貧困生活を送っている人はたくさんいることだろう。けどこの映画で描かれている2人は、格別惨めにみえてしまう。
マイアミビーチの描写とEverybody’s talkinは最高だ。