構成が素晴らしいと思う。
日本人にもお馴染、インド版クイズミリオネアに出場し、見事ミリオネアになったスラム出身の青年。彼がいかにして勝ち進んだのか…
マリーゴールドホテルとは全く違うシリアスな演技、表情を見せてくれるデヴ・パテルに引き込まれた。
初恋の相手ラティカへの一途な愛情と紆余曲折あったものの、結局は繋がってる兄との絆。それと並行して、カースト制度の残るインドが抱える問題にも触れられてます。
貧富の差、物乞いをする子供たち、幼いながらも大人顔負けの生命力の強さ、人身売買や目まぐるしいまでの経済発展。
初めて見たときに衝撃を受けすぎて、ほとんどのシーンを鮮明に覚えてた。あの時はただインドってこんな恐ろしい国なんや…って漠然と思っただけでした。
平和ボケしてる日本人からしたら、映画用に誇張してんじゃないの？って思うほど恐ろしい現状。
ここまで酷くはないかもしれんけど、こんな生活を余儀なくされてる人たちがまだまだ世界にはたくさんいるんやって考えさせられる。
１人の青年の人生をクイズ番組を通して振り返っていくこの構成が本当に素晴らしい！！
