高校の時大好きだったこの映画。
久々に鑑賞。
「トレインスポッティング」では、人生を選べというメッセージを感じる。堕落した若者たちが真っ当に人生を歩みたいんだと足掻く姿がみれるのだけど、
今作は人生を選べと言われても人生が選べないスラムの人々を描いている。ラストの彼らだけを見ると運命って素敵だなぁと一瞬思ってしまうが、兄の存在だったり、目を焼かれた彼であったり考えると運命という言葉で片付けられてしまう残酷性もまた感じてしまう。
彼の決められたレールに沿って生きてきた人生は偶然ミリオネアの答えに沿っていたが、スラムのほとんどの人々がそうではなく苦しい逆らえない生活を送り、そこに答えなんてあるのだろうかとか思ってしまう。
メッセージ性も強く、奇跡だったり希望であったり映画らしさにも溢れていて、かつダニーボイル特有のカットの感じだったりも好きでこの映画は好きなんだけど考えさせられます。
昔からインドに一度行きたいなぁとずっと考えているのですけど、「pk」「きっとうまくいく」をみるとデリーのほうとかは栄えてるのかなとか。もちろんだけどインドも地域によって格差が激しいのかな？と。
どの地域に行くことが本当のインドが見えるのかなとか思いました。
