佐藤

これがロシヤだ/カメラを持った男の佐藤のレビュー・感想・評価

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カメラの眼、人の眼、ブラインドの眼、
そして観客の眼。

スプリットスクリーンやストップモーション、スローモーション、逆再生、この時代に様々な撮影の技法が用いられている作品。1900年から30年で大きく進歩した映像は圧倒的な将来性を見出す。

マイケル・ナイマンの曲が極上過ぎる。
曲自体は20年代のサイレント映画の曲っぽいんだけどどこかやっぱりナイマンの感じが伝わるような。
そして当時にしては物凄いカット数。
色んなカットの切替がすごいスピードで切り替わる。この時代にしては珍しかった。

カメラが自立するところには恐怖を覚えた。
人間はいつか要らなくなる。
ストーリーは無いけどカット割や画面構成でそう見えた。女性がフィルムを編集しているシーンは有名なんじゃないかな。なんかで見た事ある。
佐藤

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