なかなか観るのが難しそうな作品だったので、この機会に観に来られてよかった。
ブランインドの開閉が瞬きに合わせて何度も切り替わったり、フィルム画像と映像との羅列など写し方全てがかっこいい。
鳥飼り…
人間の目とカメラが映し出すものとの違いは何か。
ありとあらゆる技法(アニメーションも含む)を用いている特異なドキュメンタリー。
映画の中にカメラマンが出てくるメタ的な点もまた、他の作品とはかなり違う…
マイケル・ナイマンが2002年に付けた音楽が、あまりに作品の本質的を捉えて、全能感と狂躁感を駆り立ててくるので、やっぱり「映像」より「音」の方が、映画のエモーショナルに対して支配的じゃねーかと思った…
>>続きを読むジガ・ヴェルトフ監督によって当時としては最先端の撮影技術を用いて撮られた実験映画です。セリフも字幕もありません。67分と短く、あっという間に時間が過ぎました。1929年の映画ですが、今観ても新しさを…
>>続きを読む2025-11-40
冒頭の宣言が潔くてカッコよかった、、、。
映像の緩急が凄くて、後半は特に見入ってしまう。
カメラと三脚をウロウロさせたり、車の様子を並走して必死に撮影したり、所々お茶目で良い…
『カメラを持った男』(1929) @プラネットプラスワン 鳥飼りょうさんのピアノ演奏付き。ジガ・ヴェルトフによる16fps/100分の狂気のドキュメンタリーコラージュ。撮影技法を駆使して見せるソ連の…
>>続きを読む記録
【眼】
16コマ上映なので100分ほど、初見ほどの衝撃はないにしろフィルムと鳥飼さんの演奏付きの鑑賞体験は格別。
この映画を前にフォルマリズムとリアリズムの二項対立を前提に論じるのが最早…
ソ連の日常。
早送り、スローモーション、分割撮影、ストップモーション...
当時では革新的な編集技術のてんこ盛り!
気持ちいほどのテンポの良さ、永遠と流れていく音楽!
物凄く多い情報量と物凄く狂っ…
静止画像が連続して、編集という御業が写真を映画化するというマニフェストのシークエンスが堪らない
イタリアの未来派を思わせる運動の中に唐突に静止画像が挿入されると、オープニングから世界を抜き取ってい…