Shiba

あゝ決戦航空隊のShibaのレビュー・感想・評価

あゝ決戦航空隊(1974年製作の映画)
3.2
Netflixにて鑑賞。
東映の戦争映画はいくつか観ているけど、この作品も類に漏れず(?)、どこかギラギラしてる。

役者さんたちが任侠映画系の流れだったり、
公開当時の若年層を意識して特攻隊員役のひとりに西城秀樹をキャスティングしたり、と、まあ、今、改めて見ると時代の流れを感じてある意味興味深いw
壇ふみさんが若く(当たり前w),めっちゃかわいい!

70年代の作品ではあるけど、その後のバブルへ向かって行く布石の様なものも何となく感じたのは個人的結果論かもしれないw

タイトルには特攻隊を含めた当時の切迫していく海軍、陸軍、両航空隊への想いの様なものがある。
特攻隊の創設に携わった大西瀧治郎中将を中心にストーリーが展開。

史実がベースになっているので、進行もその流れに沿う形。

最終的には観る側の感想に委ねる事になるところの、軍をベースに話が進むと、思想的なセリフ等に出くわす部分は、俯瞰的に観れば比較的フラットに調整されていると思う。
大衆映画としては当たり前のことかもしれないけどねw

大平洋戦争に関するこの当時の映画は最近の作品には無い濃さがあり、技術的な効果を不満にさせない熱が有る。

最初に述べたギラギラはストーリーではなく、作品の全体に漂う雰囲気だ。
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