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十九歳の地図のtorakkichiのレビュー・感想・評価

十九歳の地図(1979年製作の映画)
4.1
新聞配達しながら気に入らないことを(ま、すべてが気に入らないって感じだったけど)自分の世界に作り上げていくのが面白かった。

町並みを忠実に地図におこして、名前も入れて、身上も書き込んで、ついでに評価も足して…、すごいマメな真面目な子だなーと思った。

でも不器用で生き方が分からないって感じも相まって、苦しかったね。

若いってこういうことかしら。

ただ、漢字の書き順がめちゃめちゃで、続けて見てるとアタマがおかしくなりそうなぐらいだったけど。

王子スラムという場所はソーゼツな風景だったけど、さすがにもうないんだよね?

登場人物でいうと、みんなリアルに演技してるって感じだったけど、沖山秀子だけは、そのものな気がした。

イマヘイの映画で初めて見てまだ二作目なんだけど、いつも何か度肝抜かれる…。
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