記録
【傲慢】
童貞浪人生絶対殺すマンと化している本作。巷で持て囃される眩しい青春映画の裏に、本物の青春を描いた映画があるのだ。ムワッとした湿度が堪らない、何も持たないクセして高慢ちきな学生を見…
結局最後電話越しに言ったきりでなんにもできないどうしよもない世界の片隅なのがすごくいい
かさぶただらけのマリアさまが階段から落ちるシーンとか紺野が中原中也の春日狂想の話をするところすき
みんなダ…
「右翼思考」の主人公は、新聞配達の仕事で嫌と言うほど目にする「この街の貧乏で馬鹿な奴ら」を嫌い蔑み、暴力で制裁に出る⋯
それは、町のガスタンクを爆破し、新聞代を滞納している「ターゲット」を一斉に吹き…
浪人期にありがちな、何者でもない自由と、周りの人間よりもっとマシな何者かになりたい焦燥感との狭間で、青春をすり減らして生きていく様がエモい。あんな環境で受験勉強できる訳ないし、若さを持て余すばかりの…
>>続きを読む劇場公開日:1979/12/1
キャッチコピー:
僕は1/100.000.00なんかじゃない
サブコピー:
どういう具合に生きていっていいのか…
わからないなぁ!
ショルダーコピー:
…
これはインモラルって言うのかな
すごい熱量で19歳の新聞配達青年の
どう生きたらいいんだよぉわからねぇんだよぉ〜が伝わる
吠える犬や感じ悪い家の地図にバツを付ける
今ではあり得ないセリフのオンパレー…
中上健次の原作小説を読んだのはもう遥か昔のことだが、映画を観ながらその時のざらついた読後感がジワジワと甦ってきた。
地方から上京してきて新聞配達をしながら予備校に通う19歳のまさるは、自らノートに…