課長(以下課):さーて新年一発目は恒例の「ゴールデンハーベスト祭り!」と言うことで、満を持して『ミスターBoo!』の登場だっ!
ヒロシ(以下ヒ):はいはいはい!お正月の深夜にやってたら「一番ハズレ」なやつです!(笑笑)
課:まあ、ジャッキーやブルース作品と違ってカンフーがないからな。とは言え本作は香港では当時の年間興業収入を塗り替えるヒットを飛ばしたから、ソコソコ面白いのも確かだ。
ヒ:全く顔の似ていない兄弟、「ホイ・ブラザーズ」の長男マイケルさんと三男のサミュエルさんが出演して人気を博したテレビ番組「ホイ・ブラザーズ・ショウ」からの派生番組と言うことで、ギャンブルの天才のマイケルさんとその弟分のサミュエルさんがいろいろなギャンブルでお金儲けを企むコメディ作品となっています。
課:森田健作みたいなイケメンのサミュエルと、若かりし頃の高木ブーみたいな「ザ・コメディアン」マイケルのアンバランスな絡みが秀逸だ。ホイ・ブラザーズは実は男4人、女1人の5人兄妹で、次男のスタンリーもちょい役で出演してるが、こちらの顔はマイケルそっくりだ。
ヒ:「何があったサミュエル!」って感じですが(笑)。このシリーズは内容はともかく、吹替版の広川太一郎さんの暴走ぶりがとにかく伝説です!
課:この「マシンガン親父ギャグ」に翻弄されてガキの頃は内容が入ってこなかったが、今観てみるとこれはこれでクセになる味わいで、『キャノンボール』でジャッキーの相方を勤めたときも、名前もまんま「ミスターBoo」で広川さんが同じキャラを熱演してたから強烈なインパクトを残したぞ!
ヒ:しかも二人とも「日本人」というカオスな設定です(笑)、因みに日本では3作目の「半斤八両」が『ミスターBoo!』シリーズ1作目となっていて順番が逆転していますが、これはブルース・リーさんの『死亡遊戯』のオマケでついてきた本作を試しに上映したらヒットしたので急遽シリーズ化したためです(笑)
課:まあ、カンフーがないからな。カンフーが。
ヒ:笑笑、、と言うことでカンフーはないですがコメディ作品としてはクセ強で病みつきになるシリーズ!有名なやつになる前のゴールデンハーベストのカンパニーロゴも必見ですよー!
ストーリー 3
キャラクター5
世界観 4
演出・映像 3
音楽 3
懐かしのアップダウンクイズ!(ワニ付)度99