ぽち

大列車強盗団のぽちのレビュー・感想・評価

大列車強盗団(1967年製作の映画)
3.4
事件の4年後というスピード映画化だが、内容はフィクション部分が多く実際の事件をモデルにしたという程度だろう。

でもそのおかげでサスペンスとして緊張感がある面白いストーリーとなっているし、カーチェイスなどは迫力のある良い絵が撮れている。

最初の資金作りの強盗で、逃げている時の映像が良い。特に車内の映像が車の疾走に合わせてブレて荒くて、まるで一緒に乗っているかのようだ。

ラストシーンの「?」は主人公のモデルであるブルース・レイノルズが公開時にまだ捕まっていなかったのでこうなったのだろう。

wiki等によれば15人ほどのメンバーの事件後もかなりドラマチック。脱走したものも数人いるし、主犯ブルースはメキシコで豪勢な暮らしの後捕まっているし。

上手く脚色したストーリーと、迫力のある映像で楽しめる作品だろう。

余談。
映画ではバック抱えて逃げる犯人達を一網打尽にしていて、主犯が海外にもって逃げたお金だけが戻らなかったように描かれているが、実際はほとんどのお金が戻らなかったそうだ。
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