インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのcocoaのネタバレレビュー・内容・結末

ホラーは苦手なので普段見ないのですが、WOWOWの説明文だと「ファンタジーホラー」となっており、あんまり怖い感じじゃないのかも…？と視聴。
内容としては、突然大声で叫ぶびっくり系ホラーと、首が飛んだりかっさばいて血が大量に出たりのグロって感じでした。これから殺しますよ！っていうのが大体わかる演出だったので事なきを得ましたが、これだけ豪快に死人が出ると知っていれば見ませんでした。。

シナリオも自分には合わなかったです。
前述の通りで何度も画面から視線を逸らしていたので見落としている部分も多々あるのだろうとは思いますが、そもそも絶望のどん底で死にたがっていたのにどうして不死のヴァンパイアになることを選んじゃったの？というのがわかりませんでした。無理やりヴァンパイアにされたならともかく、その後の苦悩も自業自得では？としか…。ヴァンパイア生活がそんなに嫌なら日光を浴びて自殺すればよかったのに…
ヴァンパイア劇場からのくだりもよくわからなかったです。どうしてルイを閉じ込め、クローディアたちを日光に晒したのか。

ルイとクローディアの関係はとても好きでした。
最後にレスタトがウキウキな曲聴きながら車の運転してるところも、めっちゃ時代に馴染んでるじゃん！とそれまでの暗く陰鬱な雰囲気とガラッと変わっていて好きです。
ただ「何世紀も聞いてる」という台詞は気になりました。ルイの語りではレスタトと共に過ごした時間はせいぜい100年なのでは？となると、ルイの語りは半分以上が創作で、実はずっとレスタトと一緒だったのでは？なんて…

ヴァンパイアを題材にした作品って映画に限らず触れたことがなかったかも、というのも視聴のきっかけではありました。しかしながら、生活費とか身分証ってどうしているんだろうという点が気になってしまいます。ヴァンパイアに殺された死体が毎日のように出てきてしまうのも不審だし…　映画の1994年頃ならともかく、誰でもスマホを持つ現代だとますますどうなってしまうのか。
話の本筋から離れた部分が気にかかってしまうのも自分向きでなかったなあ。