ミヤト

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのミヤトのレビュー・感想・評価

4.3
子供の時から家族揃って定期的に見返すファミリー映画でした...笑
が、内容は耽美そのもの。悪くいうと厨二っぽい要素たっぷり...つまり若い世代に様々なフェチを植え付ける名作でもあります。

物語は現代の新聞記者のインタビューから始まり、1791年へ遡ります。そこから語られる主人公ルイの人間からヴァンパイア、そしてヴァンパイアになってからのお話。
人を害すること、仲間への裏切りや愛情、様々な変化に葛藤しながらも成長してゆくルイの物語自体も勿論面白いのですが、19世紀にかけて徐々に変化していくモードが堪らなく素晴らしいです!クローディアのエンパイアスタイルからのバッスルスタイル...レスタトのアビに...リージェンシーに...眼福です!
自然な流れで疫病や移民など歴史が反映されているのも好き...。
そして全体を通してのセクシャルな描写もドキドキしますが、レスタトとルイ、アーマンドなど男性陣による愛なのか執着なのかなんとも言えない関係性がとっても良きで...こんなの子供の時から観ていたら世界観拡がりまくりですよね。本当に良い経験をしたなと思っています。これからも末永く観ていきたい映画です。
ミヤト

ミヤト