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交渉人 真下正義のodyssのレビュー・感想・評価

交渉人 真下正義(2005年製作の映画)
3.0
【脚本の練りが足りない】

「踊る大捜査線」 のスピンオフ作的な映画。 

首都の地下鉄路線に試作車が何者かの手で入り込み、乗客が多数乗った車両にぶつかりそうになる事件が続発。試作車を操る物は誰か、そして彼の真の狙いは・・・というような筋書きで、犯人の正体と意図を主人公が電話での交渉によって明らかにしようとするところがミソ。 

話の展開や様々な人物の活躍ぶりはかなり面白く飽きずに見ることができるのだが、しかし肝腎のラストが物足りない。ネタバレになるので詳述は控えるけれど、犯人の正体や、その他途中で謎として提示された事柄が、明快な説明を与えられないままに終わってしまうのは、脚本が悪いと言うしかない。 

また、タイトルにあるような「交渉人」としてヒーローがどれほど活躍しているか、ちょっと心許ない。

色々と惜しい作品となりました。 
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