"76年には敵、85年には友"
バッファロー・ビルは100年後も残るスター！ショービジネスほど素晴らしいビジネスはない。内実は空虚にハリボテな白人ヒーロー像だと、長い原題や始まり方といった箇所から開始早々突きつけられているような。
ロバート・アルトマン✕ポール・ニューマン✕バート・ランカスター✕ハーヴェイ・カイテル＝ショーマンとして成功していた余生モード(？)なバッファロー・ビルを皮肉たっぷりに描いた西部劇は結局のところやっぱりロバート・アルトマン作品でしかなく、第26回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞しているそうな。冒頭から掴まれるが"よくわからん"が勝るときもあったけど、進めば進むほど見えてくるものもあって、終わり方は軽く唖然としてしまった。中弛みは否めない。お酒は1日に1杯しか飲まない、巨大ジョッキで。言うこと聞いてくれないシッティング・ブル率いる先住民とのいざこざ諍い、覇権争い？目の上のたんこぶ的存在。白人社会や権力者。
