めったに観ないSF作品ですが、黒沢清監督の本に、今作の1シーンについての説明があったので鑑賞しました。
スピルバーグ監督×トム・クルーズ主演による王道のSF作品。形を変え何度も映像化されてるこの王道にチャレンジするところ、好きです。
突っ込みどころも多々あり、ひたすら逃げてあっけなく終わるラストは確かに「?」となりますが、映像は見応えがありました。
細かい作り込みは、さすがスピルバーグ。
斬新な描写の異星人、ずっと続く緊迫感のあるカメラワークも素晴らしい。
9.11テロの市民が味わった恐怖を反映した作品とのことです。
異星人の侵略よりも、実は人間が一番怖かったな。
トム・クルーズ演じるダメな父親が、責任感のある父として目覚めていく姿を描きます。娘役のダコタも上手。
原作はH・G・ウェルズ原作によるSF小説ですが、何がすごいってこれが1800年代に書かれたストーリーであること。
『2001年宇宙の旅』のアーサー・C・クラークもすごいなぁと思いましたが、小説家たちが想像した未来に現実が近づいていってる気がします。
1800年代に細菌について語っているのもコロナの現代を予言しているかのようで驚きました。
SF作品は見慣れてないので、こんなもんかなって感覚で観てしまい、評価の仕方がよくわからない…💦