1953年版をスピルバーグがリメイクしたやつ。タイトルからスターウォーズみたいなのだと思ったら全然違った。戦争モノではなく侵略パニックモノ。スピルバーグ作品の中では割と暗めな気がする。
暴徒化する人たちの描写がめちゃくちゃ怖かった。個人的に事故・災害系の映画が苦手なのだけど、同じような人にはオススメできない。
ラストは星新一を読んだときのような後味。しかし色々と謎が残る。例えば冒頭でトム・クルーズが割れた地面のカケラを拾い上げ意味深にポッケに入れるが、その後カケラが活用される場面はない。他にも「おっ、これは伏線かな?」と思わせるような場面があるものの特に回収されずあっけなく終わってしまった。ここまでくると敢えてやっている訳ではなく投げっぱなしなのではなかろうか。それとも原作小説を読めばわかるのだろうか?
家族や父性の成長をぼかしているのは逆に良かった。