このレビューはネタバレを含みます
とても良かった
だんだんと変化していく主人公の口調に恐ろしさを感じた
途中、安酒を求めてしまっているのが印象的であった。
最初のうちはただアルコール中毒の男性の様子がコミカルに描かれた、軽い気持ちで視聴する映画なのかと思っていたが、金と信用が尽きても尚酒を求める彼の姿は悲しく寂しいものである。
体を心配してくれる身内がいるにも関わらず、本人が危機に感じないとアルコールに限らず、依存を辞めることはできないのだと恐ろしく感じた。
加えて、「恋敵は酒である」と言わせてしまうのも、なんとも寂しいものではないだろうか。そして、「もう遅すぎる」というバーナムの台詞にも考えさせられるものがあった。
週末に酒を飲みながら視聴、レビューを書いています。