もんてすQ

失われた週末のもんてすQのレビュー・感想・評価

失われた週末(1945年製作の映画)
4.2
45年度オスカー作品賞

本が書けずにノイローゼとなり、アルコール依存性になった主人公
彼を家に住まわせる兄や、必死に支える恋人がありながらも、酒と共に底なし沼へ転落していく作家を描いた大傑作!



演出の技がキラリと光る作品であり、小道具の使い方には思わず舌を巻くほどの出来である
無駄がなく無理のない手法に、以前鑑賞した『ラルジャン』に似たものを感じる



酒の入ったグラスに向かって「私の恋敵はお酒って訳なのね...負けないわ、何度だって戦ってやる!」とまくし立てる主人公の彼女のセリフには胸を打たれた
もんてすQ

もんてすQ