もんてすQさんの映画レビュー・感想・評価

もんてすQ

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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.9

オピオイド被害を告発する女性写真家の生涯と、裁判のゆくえを撮ったドキュメンタリー映画

めっちゃいい!!!!
今年ベストかも

複雑な生い立ちを自身の作品とともに振り返りながら、進行中のオピオイド裁判
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ファニー・ページ(2022年製作の映画)

2.5

漫画家志望の高校生に起こる出来事を描いたドラマ
親に反発してニュージャージーのプリンストンからトレントンという不潔な環境に移ることとなる

アメリカ版まんが道
全体的には“ザ・インディー映画”って感じ
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

小学校の臨時教員になり変わって子どもたちにロックを教える男のコメディ映画

「私欲のために身分を偽っていたが、いつしか本当の情熱が芽生え...」みたいなアメリカのコメディ映画の典型なんだけど、それでも
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AND JUST LIKE THAT... / ザ・ドキュメンタリー(2022年製作の映画)

-

ドラマは吹き替えで観てるから、シャーロット役の女優さんの声が意外とドスが効いててビックリする

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.8

ゴールデングローブ候補まで行ったアニメ映画
地震をもたらす災いを封じようとする少女の物語
これ確か公開時に劇場のスクリーンがこれで占領されててビックリした思い出がある

アニメで日本各地を巡るというの
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セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

3.0

キラキラしたドレス試着のシーンからの旅行先で寝て過ごして旅行を台無しにするキャリーは「お前どんだけお姫様気質なんだよ」と思った
シャーロットはクソ漏らしてまで元気づけてて立派だった

ミランダのキャラ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.3

科学者として人間として米国民としての葛藤を描いた3時間

サイエンティストも政治(立ち回り)がうまくできないと酷い目に遭うし、交友関係とかのバックグラウンドを探られて“キャンセル”されてしまうというの
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

2.5

これって20年以上も昔の映画なんですね
時代を感じさせなかった

子どもの悲鳴をエネルギーにしているモンスターの世界を描いたアニメーション映画

私はミニオンズの映画に出てくるような、子どもが子どもで
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きつねと猟犬(1981年製作の映画)

3.5

エグ暗い映画です

幼い頃は仲が良かったキツネと猟犬が成長するにつれて仲が変化し、ついに狩る・狩られるの関係になり...というストーリー
オープニングで主人公の母親が射殺されるなど、容赦ない始まり方で
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

-

(オスカー授賞式でもそうだったけど)マチズモそのものみたいなジョン・シナがこんな事してるのを観ると、まるで自傷行為に加担している気分になってしまって落ち着かない
ザック・エフロン当然だけどオッサンにな
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

-

マツコがテレビで「音がめちゃくちゃ怖い、トラウマ」と語っていたのと、SNSでデニーロが本作で着けてるリングについて知り興味が湧いて観たけど、字幕のクォリティが最悪で訳が分からなかった
プライムビデオな
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.0

児童文学作家の女性が、夫と訪れた旅行先で体験する奇怪な出来事を描いたホラー

何と言っていいのかよく分からないけれど、どうやら精神病に罹患した女性の視点からみた世界を描いているみたい
黒沢清っぽい雰囲
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関心領域(2023年製作の映画)

2.5

アウシュヴィッツ収容所のすぐそばに暮らす軍人一家の生活を描いたドラマ

示唆示唆示唆示唆示唆示唆
虐殺それ自体を描かずに強制収容所の恐ろしさを描こうとする野心作

タイトルが出てきた後にずいぶん長い間
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.0

CIAトム・クルーズが濡れ衣を着せられてブチ切れリベンジを行う話

前半の夜のプラハあたりは確かにデ・パルマっぽい映像ではあるんだけど、あの『アンタッチャブル』『ミッドナイト・クロス』『キャリー』ほど
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ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.5

マリリン・モンローが愛人と共謀してDV旦那を殺そうとするが...という話
彼女の作品で唯一悪役をやっているらしい

あんまり本筋に関係ないけど、寝起きやシャワーを浴びた後でもマリリンがガッツリフルメイ
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

3.0

彫刻家の女性が個展を開くまでを描いたドラマ

芸術家としてはあんまり売れてないっぽい主人公
個展に向けて作品の制作に取りかかろうとするけど、微妙なトラブルに見舞われたり、他人の作品の出来の良さに焦った
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.2

意図しない形で作品が大ヒットしてしまう黒人作家を描いたブラックコメディ
オスカー候補

主人公は比較的育ちの良い黒人の作家で、彼以外の兄弟は医師をしている
自分の書いた作品がなかなかヒットせず、一方で
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

フランスの法廷モノ
盲の息子とその両親に起こった出来事を描いたミステリー
オスカー候補

そこに物語や世界観があるというより、観る側に“何かをもたらそうとしている”試みを感じた
主人公の女流作家は夫の
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

3.0

70年台のアメリカが舞台らしいんだけど、全くそんな感じがしない
有名な児童文学の初の映像化

主人公の女子児童は友人グループで自分だけ生理がまだ来ないことや、両親の宗教(ユダヤ教とキリスト教)について
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女吸血鬼(1959年製作の映画)

-

みなさんのレビューにもある通り、このタイトルにして“女吸血鬼”というキャラクターが登場しないという衝撃的な作品
何と吸血鬼に天草四郎が絡んでくるというストーリー

何者かが家に持ち込んだ謎の絵画をいつ
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秘密の花園(1993年製作の映画)

3.0

愛情を知らずに育った少女が、両親の死後に引き取られた伯父の家にて成長していくドラマを描いた作品
古典文学の何度目かの映像化

ザ・イギリス映画
マギー・スミスがいちいちクソやかましいおばさんとして出て
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.0

少女が森で拾って持ち帰った卵が引き起こすとんでもないできごとを描いたホラー

一見幸せそのものな生活を送ってるように見せかけている家族の闇
すごいのが主人公の母親で、自分の不倫相手の家に娘を連れて行っ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

先行上映とかで観たくせに全く感想が思いつかなかったので放っておいた作品
『バービー』では受け入れられなかった”何か”が本作では飲み込めたのが不思議

マッドサイエンティストによって死から復活した女性の
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

3.0

実在する遠泳選手の伝記映画
キューバからカリフォルニアまで泳いだ記録を作った(この記録には疑義があるらしいが)道のりを描いている

三日間もぶっ通しで泳ぎ続けるという行為の異常さに感動というより恐怖を
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マルサの女(1987年製作の映画)

3.5

山崎努=ペドロ・パスカル説

昭和の作品とは思えないスタイリッシュさに圧倒される
おばさんがブチギレながら全裸になるシーンおもしろすぎ

観てて思ったけど、マジで印鑑って無くした方がいいよね

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.5

トンカツ屋の跡取り息子がDJを志したことから始まる騒動を描いたコメディ

コロナウィルスによる公開延期と出演者の相次ぐ不祥事で最悪の印象がついてしまった本作
タイトルからイロモノ映画っぽいイメージがあ
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エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

1.5

古いホテルにやって来た母娘に起こる怪異を描いたホラー

映像が綺麗なのとティルダ以外はマジで見応えがない作品です
A24

フェブラリィ 悪霊館/フェブラリィ -消えた少女の行方-(2015年製作の映画)

2.5

北米配給はA24

女学校の少女たちに起こった恐ろしい出来事を映像化したホラー
孤独な少女は、学校のみんなはおろか、結局は邪悪な悪魔さえもそばを去っていってしまう...というお話っぽい

あまりオラオ
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Souda Kyouto He Ikou(2008年製作の映画)

3.0

19歳の男子三人組が、東京から京都までママチャリで向かう様子をビデオに収めたドキュメンタリー
多分『水曜どうでしょう』とかの影響を受けてそう(知らんけど)

箱根峠をママチャリで越えるってのがめちゃく
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

2.5

サウス・バイ・サウスウエスト作品
イケてないJKレズビアン二人組が憧れのチアリーダーを落とすために、元ヤンを騙って女性のための護身術(?)をやる部活を作り、次第に人気者になっていくが...という話
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ファミリー・プラン(2023年製作の映画)

2.8

昔殺人部隊に所属していた男が組織から抜け出し、今は中古車販売をしている
しかし組織から追手がやってきてしまい、事情を知らない家族と共に逃避行が始まる...という話

超普通のコメディ
一昔前はもっと多
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美乳大作戦メスパイ(1997年製作の映画)

1.5

交通事故に遭った女性が手術を受けた結果、ホルスタインの遺伝子を移植されてしまう
それが原因で爆乳になり、アイドル活動や世界を救う活動に参加するようになるという東映のVシネ

いかにもいやらしそうな雰囲
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

2.5

貧乏な男の子が謎めいたチョコレート工場に行く機会を得る事になるファンタジー映画

めっちゃ原作の設定が端折られてて、確かに原作者怒るのはわかる
ティム・バートン版の方が原作に忠実で、こっちはなんかイラ
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スタア誕生(1954年製作の映画)

3.5

名作と名高いミュージカル映画

冴えない楽団の歌手をやっている女がハリウッドスターに見出されてスター街堂を爆走していくが、恩人かつ旦那が逆に落ちぶれてしまい...という話
レディー・ガガ版を先に観てい
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デモン・シード(1977年製作の映画)

2.0

ギャ〜〜〜ッ!
Google Homeみたいな人工知能が自我を持ち、自らの子孫を作ろうと画策する話

オスカーまで獲ってるジュリー・クリスティーが脱いでまで出演している意義がまるで見出せない、まじキモ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.7

吹コンの自由曲に選ばれることの多い『キャンディード序曲』(木管楽器パートの運指が死ぬほど大変そう、全国の中高生は泣かされたのでは)の作曲者であるバーンスタインとその妻を描いた伝記映画

バーンスタイン
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