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ソウル・サーファーのgomaのネタバレレビュー・内容・結末

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

愛に満ちたおはなし。



楽しさを与えてくれた海。
厳しさを与えてくれた海。
死ぬほどの辛さを与えられた海。

あの若さであの立ち直りの早さはすごい。

いや、若いから立ち直りが早かったのかな?

純粋で無垢だからこそ、海を赦せたのかもしれない。

でも、立ち直れたのは本人の強さはもちろん、周りからの“愛”があったからこそ。

彼女の意向を尊重して協力してくれる家族、唯一泣ける存在でいてくれる恩師、ずっと側にいて同調してくれる親友、ハンデを考えずに野心むき出しで向かってくれるライバル、近くで、遠くで、応援してくれるファン。


ほんとうにたくさんの人から愛されて支えられてるんだな。

だから、心を動かせる人なんだろうとおもった。

最後の大会での波乗りはもちろん素晴らしかったけれど、私が一番心に残ったのはボランティアでプーケットへ行き、笑わない女の子をサーフィンの力で笑わせたところ。


あれをきっかけに女の子もべサニーも、現実と向き合え、立ち直れたんだと思う。





海に心底惚れ込んでたんだろうな。とことん愛してたんだろうな。



人生の早い段階で、死ぬほど愛せるもの、をみつけられたことが、うらやましい。
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