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噛む女のakubiのレビュー・感想・評価

噛む女(1988年製作の映画)
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倦怠な夜に漂うさぐり合い。愛のかわりに増えてゆくふわふわのぬいぐるみ。鳴りつづける電話と肉たたき。燃えすぎるライター。
不穏が不気味に心地よくてわらっちゃう。最初から最後まで幻想だったのかも。あなたも。愛も。
ロマンチックな戯れ言なんて聴き飽きた。愛の痛みがほしいだなんて。だっさい男。格好つけてんじゃないわよ。

そこで向き合うことに決めなければ、永遠に殺しつづけることになるよ、自分のことも旦那のことも。
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