感謝祭を前に浮き足立つニューヨーク、精神科医のネイサン・コンラッド(マイケル・ダグラス)はサックス医師に頼まれて精神科病院でエリザベス(ブリタニー・マーフィ)を診察する。
ある朝、ネイサンが右足を骨折した妻アギー(ファムケ・ヤンセン)に朝食を運び、娘を探すも姿が見えない。ドアチェーンが切断されており娘ジェシーは誘拐された様子。
通報しようと電話を取ると犯人と繋がっていた。
そこで「誰にも言うな」と言われ、精神科病院の患者エリザベスから6桁の数字を聞き出すよう指示される。
一方、NY市警殺人課の刑事キャシディ(ジェニファー・エスポジート)は2つの殺人事件の関連を疑い捜査していた。
そしてこの誘拐と殺人事件には関連があった。
20年前の作品ですが、思ったほど古さを感じずに見られました。
一応サスペンスなのですが、あまりサスペンス的でもない感じ。
本作はネイサンと犯人との心理戦、そしてエリザベスと医師ネイサンの心理戦がキモになる構造だと思いますが、あまり攻めぎあいのスリルもなく、設定を生かしきれていなかったように感じます。
患者であるエリザベス役のブリタニー・マーフィの役柄もちょっとわざとらしさがあってなんだかなと。
個人的にはキャシディ刑事役のジェニファー・エスポジートさんが素敵だなと思いました。