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戦国自衛隊1549のMiYAのレビュー・感想・評価

戦国自衛隊1549(2005年製作の映画)
3.0
劇場公開以来の久々の視聴。オリジナルの「戦国自衛隊」大好きだったので、当時映画館に見に行ったのですが、十数年の時を経ても駄作は駄作のままでした…。

もっとも原作は福井晴敏だけあって、設定はそれなりに練られています。オリジナルの弱点(?)だった燃料補給の問題をまずケアしていたところは流石だし、織田信長と豊臣秀吉の正体についてのアイデアも嫌いではないです。

ただ気になるところはいくらでもあって、やはり現代に戻る方法が最初から明示されていることが問題かな(BTTFが傑作だった理由をよく考えてほしい)。現代の人間が2派に分かれたせいで、戦国時代の武士vs自衛隊という本来最も見ものとなるシーンが少ないのも実に勿体ない。隊員たちの個性や生き様の掘り下げも物足りないなぁ。

オリジナルのファンとしては、せめてもう少しオマージュの要素があれば楽しめたのにとも思います。道三が腕時計を見るシーンくらいでしょ、そういうのは。
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