がちゃん

デス・レース2000年のがちゃんのレビュー・感想・評価

デス・レース2000年(1975年製作の映画)
3.1
級映画の帝王ロジャー・コーマン制作、
ポール・バーテル監督の未来劇。

西暦2000年。
アメリカ本土縦断レースが行われるのだが、このレースはただのレースではなく、途中人を撥ねて殺せばポイントがもらえるという殺人レースだった・・・

アメリカの国名がアメリカ連邦になっていたり、
フランス人がレースを妨害してレジスタンス活動をしたりという風刺場面もちょこっとあるが、それは付け足しみたいなもの。

デヴィット・キャラダイン演じるフランケンシュタインと、
シルベスター・スタローン演じるマシンガン・ジョーの二組を中心とした殺人レースが見せ場。

ロジャー・コーマン制作らしく、唐突にお色気シーンが挟まれたり、
グロシーンが展開したりするところに苦笑。

なんともカオスな作品だが、
現代ではカルト化していて一部熱狂的なファンがいる作品でもある。

でも、殺人レースの展開が平坦でこれといったアイディアもみられないため、私としては退屈な一篇でした。
デヴィッド・キャラダインとはどうも相性が悪い・・・

制作時には未来として描かれた西暦2000年が今や過去になっているのが、なんだか感慨深いところ。

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