ローズバッド

デス・レース2000年のローズバッドのレビュー・感想・評価

デス・レース2000年(1975年製作の映画)
4.0
オープニング1分間の完璧さにビビった。

小学生が描いたような車のイラスト。タイトルきらーん。
ぶおぉぉぉん。ぶおぉぉぉん。エンジン音。
アメリカ国歌のブラスバンド演奏。
トランペットの超クロースアップ。
太鼓、バチ、そして陽射しをうけて翻る国旗のクロースアップ。
青空へ舞い上がる数百の青と白の風船。
超満員の観客席。鉤十字の旗を持つ観客。黒地にFマークのTシャツの観客。

このオープニング1分間。
クロースアップの多用、大胆だが正確な画角、編集のつなぎ。
超チープでキッチュな画質と音質。
マジでかっこよすぎてビビった、完璧!

その後も…

真っ白でだだっ広い地下室に担架に乗って現れるフランケンシュタイン。
真っ黒ラバー覆面を囲むインタビュアー達、フランケンシュタイン視点のカット。
だだっ広い宿泊ホテルで、裸のマッチョに並んでマッサージを受けるオッパイ丸出し。
だだっ広い部屋でのフランケンシュタインとナビゲーターのダンス&ラブシーン。

などなど、本筋の殺人レースよりも、脇道部分の映像に魅せられてしまった。