ロマコメ・ミュージカルだとはポスターで一目瞭然だけど、SFだとは思っていなかった。
若尾文子が賤しい狸の娘と姫の二役。その元ネタを思い出すのが面倒なくらいにベタな話なのが正月らしい。オープニングで左卜全とのハニカミながらの掛け合いがメチャクチャ可愛らしかった。
河童ダンサーズの身体の鍛えてなさが安いけど、それが逆に隠し芸っぽさを引き出していて正月感があった。大目に見てあげたいというかそんな感じで。
アイドル市川雷蔵をこんなに堪能出来る映画もなかなかないのでは。
総じて、正月以外に観て意味があるのか、と言っても良いぐらいな明けましておめでとう作品でした。