もち食

フェイシズのもち食のレビュー・感想・評価

フェイシズ(1968年製作の映画)
3.8
ひたすらに醜く、空虚な老いた人間達の、コミュニケーションにもならない、己の感情をわがままに垂れ流し続ける会話劇のこのグダグダさ。手ブレのカメラがさらに見るものを悪酔いさせる。

最後の15分間がとにかく素晴らしい。なにか変わると思っていてももう彼らの肉体も頭も疲れ切っており、結局何も残らない、残せないという徹底具合。

たださすがにそれ以前のやり取りが自分には冗長過ぎた。ある意味冗長であればあるほど、この映画の魅力は増すのかもしれないが。
もち食

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