このレビューはネタバレを含みます
これほど、画面が暗い映画は見たことがありません。全編に渡って、ナイトシーンなのは構わないのですが。アクションシーンになると、ニンジャですので。黒装束の男たちが出てきますが、あまりに暗くて、一体何人いて。誰が何をしているのか、全くわからずに。ひたすら台詞やSEに聞き耳を立てなければいけませんでした。
せっかく、激しいアクションをしているのに。何も映っていないのはガッカリでした。
ストーリーも、長いアクションシークエンスがほとんどで。そのどれもが何が起こっているのかわからない状態なので。呆然と、真っ暗な画面にうっすら、血しぶきが飛ぶのを虚しく確認するだけでした。
クライマックスのニンジャ軍団VS特殊部隊との戦いは、盛り上がりそうな設定でしたが。特に、目新しいものはなかったです。
主人公も、あまり感情を表に出すことなく。基本的な行動の理由があまりわからなかったです。回想シーンが多くて、そのどれもが単なる説明に終わっているのも。物語のテンポが悪く思えてしまった原因だと思います。