みっふぃー

スウィート・ノベンバーのみっふぃーのネタバレレビュー・内容・結末

スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

11月中に観ようと思ってたのに、
いつのまにか 12月も半ばやん〜。
おーまいがー。

「わたしの11月にならない?」
このセリフにキュン♡
完全なる仕事人間のネルソンが
自由奔放なサラに出会い、恋をして
少しずつ 変わっていく...
この設定にキュン♡

って思ってたら
違うんです、全然!

助けが必要だったのは
ほんとは サラの方だったんだね。
サラは 自分の現実と向き合うのが嫌だから、
恋をすることで
「人生を楽しんでいるふり」をしていたんだと思う。
だから、本気になっちゃダメだって思ってたんだね。
「楽しんでいるふり」のままで
ネルソンとの恋を 終わらせたかったんだね。
すごく 弱虫だなぁ。
自分をさらけ出してもいいのに。
勝手に殻に閉じこもらなくてもいいのに。
ありのまま さらけ出しても、
ネルソンのように
ちゃんと向き合って愛してくれる人はいるのになぁ。

わたし、
この作品のことが嫌いなわけじゃないよ。
サラのことが 嫌いなわけでもないよ。
そうじゃなくて、
「サラ!勇気をだせ!」って
応援する気持ちで 観てた。
自分をさらけ出すことで
ネルソンに嫌われたくなかったのかなぁ。
好きだからこそ
嫌われたくないからこそ
ほんとの自分を見せるのが怖い、
ってこと、あるもんね。
サラを見てると苦しくて、
「自分をさらけ出しても ネルソンには嫌われないよ!」
「大丈夫だよ、さらけ出せ!」って
心の中で ずっと思ってた。

この作品は たぶん
あまい恋物語というよりも、
あまい恋がしたかった女の子の
物語だったんじゃないかなぁ。
みっふぃー

みっふぃー