momo

ニュー・シネマ・パラダイスのmomoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

師匠のような親友のような親子のようなトトとアルフレードの絆を中心に、トトの幼少期から大人になって成功するまでが描かれている。

幼少期のトトは、いたずらっ子で聡明で映画が大好きでひたすらに可愛い。純粋にアルフレードが大好きな姿が伝わってきました。

旧映画館の火事でアルフレードが視力を失った後は思春期に移行。アルフレードは、目が見えなくなってもトトの気持ちや行動、映画については鮮明に見えており、2人の信頼関係が深まっているのを感じました。さらに、トトは恋愛を経て、映画の道だけでなく人間としても成長していく姿も思春期では見られます。アルフレードがトトを成長させるため故郷も親も捨てて旅立たせたことは、アルフレードにとってもきっと葛藤や悲しさがあったと思うが、ここでもアルフレードのトトに対する愛が伝わってきました。

最後にトトがアルフレードの葬式のためにシチリア島に戻ることで、トトはアルフレードの真の思いを知ることが出来たのではないか。夢とは、家族とは、友とは、愛とは、故郷とは、人生に大切なものをトトとアルフレードの関係、トトの成長を通じて感じることが出来ました。
とても良い映画です。
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